プロフィア NOxセンサー交換

日野「プロフィア」E13Cというエンジンを搭載のトラック乗務員さんからのお電話で、メーターにアドブルーの警告マークとアドブルー交換の表示が点いたとのこと。

 

お客様の会社まで伺ってコンピュータ診断をしたところ、排気ガスをクリーンにするアドブルーシステムをつかさどる「NOxセンサー」という排気マフラーについている部品が故障していると診断されました。(計測値はアドブルーシステム以外にも使われますが)

 

実はこの「NOxセンサー」、高いんですよね・・・

乗用車のマフラーに数千円で変える(ネットで売っている海外製なら千円以下のものもありますね)「O2センサー」というものがついていますが、このエンジンのNOxセンサーは定価が1本6万円もするんですよ・・・

マフラーの上流・下流に2本ついてますので、二つで税込み約13万円・・・・( ゚Д゚)

これに工賃が加算されるので、結構痛手の修理なんです。

 

とは言え、修理しなければまた故障コードを拾って警告ランプが点き、最悪の場合、エンジンが始動できなくなってしまいます。

地球の環境を守るため、排気ガスをクリーンにする重要なシステムなんですが、アドブルーシステムやDPFシステムなどの故障って、どれも高くつくんですよね。

エコ減税などの補助もいいですが、こういった故障の交換部品に国からの補助があってもいいのでは?と思います・・・

 

ともあれ、修理しなきゃどうにもならないことを管理者さんに説明し、ディーラー修理よりも料金を抑えられるということで当社にご依頼をいただきました。

 

ただ、他の故障も同じことがいえるのですが、今回の故障の直接的原因がこの「NOxセンサー」にあったとしても実は別の部位も故障しており、NOxセンサーを交換して直ったと同時に今度は違う故障が出る可能性があるのです。

このことも管理者さんに説明したうえでご了承をいただき、早速日野自動車へ部品を取りにいきました。

 

上の写真のカバーを外すと、中にこのような感じでマフラーが収まっています。

ちなみに、左側のホースがいっぱいくっついたところにアドブルー(尿素水)を噴出するインジェクターがあります。

 

今回交換するNOxセンサーは〇で囲った部品です。

マフラーに突き刺さってますね。

 

黄色の〇が上流センサー、赤色の〇が下流センサーです。

故障表示があったのは上流センサーのみですが、今回は両方交換します。

片方のみ交換して、もう片側が故障するとまた工賃がかかってしまいますし、修理のためにトラックを休ませなければならないので。

 

 

 

日野のNOxセンサーにユニットが付いており(センサーのみの部品供給ならもっと安くできると思うんだけどなぁ・・・)、これも同時に外します。

写真の黄色い〇で囲ったものがユニットです。

 

 

 

 

 

 

 

センサー部とユニットをつなぐコードを固定するボルトが錆で固着してます・・・

CRC(5-56)よりも強力な、いつも使っている三菱ふそうの「エアールーセン」というスプレーをかけても固着が固くて回らない。

そこで、今度は整備士ご用達の「ラスペネ」というスプレーを吹き付けて、ゆっくり時間をかけてなんとか外しました(´;ω;`)

 

エアールーセンも1本2千円するんですが・・・(-_-;)

 

 

 

と、ここまで来て問題が発生! センサーを外す特殊工具が見当たらない・・・( ゚Д゚)

基地に忘れて来ちゃいました(´;ω;`)ウゥゥ

 

マフラーの熱(DPF再生時には400℃以上にもなります!)でかなり固着しており、スパナではボルトをナメてしまいます。

コードを切断してメガネレンチを使おうかとも考えましたが、もしもの場合に備えてこのセンサーを綺麗な状態で外したいという気持ちが・・・

パイレンにパイプを延長させ、ゆっくりジワ~っと力を入れると、意外にもアッサリ外れました(^^;)

さすがパイレン&パイプ!

 

外したNOxセンサーです。

損傷したりえぐれたり、オイルが付着する訳でもなく見た目はいたって綺麗ですよね。

いっそ、見るも無残に破壊でもしていてくれれば、管理者さんに説明する際に楽なんですが(^^;)

電気リレーやこういったセンサー系の部品交換だと、「これ、ホントに壊れてんの!?」って言われることがあるんですよねぇ・・・

 

 

 

 

 

こちらが1つ6万円(税別)の日野純正NOxセンサー。

先っちょのセンサーだけでいいと思うんだけどなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

右側(下流センサー)の交換完了!

 

この後、左側(上流センサー)もこれと同じ作業をします。

 

 

 

 

 

 

 

サクサクッと左側も交換終了~!

 

って簡単に書いてますが、左側もボルトの固着がひどく、結構時間がかかりました・・・( ノД`)

駐車場での作業なので外がだんだん暗くなり、写真が綺麗に写らなくなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

両方のセンサー交換を終えてカバーを元に戻し、カバーと周辺を軽く磨いて作業終了しました!

 

作業自体は簡単ですが、狭い箇所の作業でやりにくいのと、風が強かったのでめちゃくちゃ寒かったのが辛かった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 9
  • #1

    ゆう (火曜日, 17 4月 2018 10:37)

    すごく分かりやすく説明してくださりありがとうございました

  • #2

    くろちゃん (月曜日, 22 10月 2018 18:03)

    写真上の上流、下流の○印は逆ではないでしょうか

  • #3

    GKS (火曜日, 23 10月 2018 16:29)

    くろちゃん 様

    コメントありがとうございます。

    仰る通りですね!
    早速修正させていただきました。ご指摘ありがとうございます。
    そこに気付くということは、くろちゃん様も整備をやられていらっしゃるのですか?
    新型が出るたびにどんどん整備性が悪くなっていますがお互い頑張りましょうヾ(*´∀`*)ノ

  • #4

    もとちゃん (金曜日, 16 8月 2019 20:52)

    NOxセンサーの上下位置の説明が逆ですね!
    車両後方が上流で車両前方が下流です。

  • #5

    GKS (金曜日, 16 8月 2019 22:59)

    もとちゃん 様

    コメントありがとうございます。
    前回修正したつもりが更新されてなかったみたいです・・・
    ご指摘ありがとうございます!m(__)m

  • #6

    へマル (土曜日, 17 8月 2019 10:54)

    写真付きでわかりやすい説明ありがとうございます。
    NOxセンサー関連の故障及び修理手順の事例を探している時に本記事を見つかり大変参考になりました。
    もし故障コードとDTC名の記録があれば共有頂けますか?

    因みに、私もGKSさんと同様にセンサーのみ供給されないことを疑問に思っていたのでいろいろ調べたら以下の情報がありました。

    ご存じの通り、NOxセンサーの外観はO2センサーに似ているもののその制御は複雑でかつ高精度なデータを正確にECMフィードバックしなければなりません。この役割を果たす為、サプライヤーでは出荷前にセンサー本体とコントロールユニットを学習させセンサー本体の固定差を各コントロールユニットに記憶させているようです。この為ユニット供給となるとのこと。
    因みに、もし排気系統の修理の際にNOxセンサーの脱着が必要な場合はセンサー本体とコントロールユニットのコネクターを切り離すとDTCをストアされるらしい。あくまでもユニットとして外すのが原則ようです。

  • #7

    へマル (土曜日, 17 8月 2019 16:15)

    すみません
    一ヶ所の訂正がありました
    固定差⇨個体差

  • #8

    GKS (日曜日, 18 8月 2019 02:45)

    ヘマル 様

    コメントありがとうございます。
    整備士の方でしょうか?
    NOxセンサー不具合は定番ですね。プロフィアは作業しやすいので楽ですが(^^;)

    故障コードの件ですが、よろしければメールをいただけますか?
    整備記録には残してあるのですがすぐに探せないので・・・m(__)m
    お問い合わせのメッセージ欄からでも、弊社アドレスでもどちらでも構いません。
    よろしくお願いいたします。

  • #9

    へマル (日曜日, 18 8月 2019 17:11)

    GKS 様
    上記、回答下さいましてありがとうございました。

    はい、整備士です。
    現在はトラックのメンテに関わることが多くGKS様の事例が凄く参考になってます

    故障コードの件、メールさせて頂きます。

    以上、宜しくお願い致します。

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